ゴールドの語源は古代サンスクリット語で「輝く」を意味する「ghel」であるとされています。
宝飾品として使用する場合、純金では軟らかく実用とするには耐久性が乏しいので、他の金属を混ぜて 合金を作り使用します。 一般的にイエローゴールドは銀と銅を混ぜたもの、銅の比率を増やすとピンクゴールドに、パラジウム などを加えるとホワイトゴールドになります。 精錬されて銀など他の成分を含まないものが純金です。(実際には99.99%以上のものを純金と呼んで よいことになっています。) 金の純度は24分率で表示され、24金であれば純金を意味します。 18金であれば、金の含有率は24分の18(75%)、14金であれば、金の含有率は24分の14(58%) です。 金は古代エジプト時代から、美と健康のために使用されてきました。純粋で不純物がなく、光沢がある 金は古くから高貴さの象徴とされ、また錆びることのない特徴(空気では浸食されない。熱・湿気・酸 素・その他ほとんどの科学的腐食に対しても非常に強い)から、変わらぬ美しさ、不老不死の象徴とし て重宝されてきました。世界3大美女のひとりであるクレオパトラは、その美しさを守るために美容法 の一貫として金を用いていたと言われています。古代エジプト時代のミイラから金の糸が発見されたこ とがきっかけで、美容の世界でも金が注目を浴び、最近ではエステや美肌クリーム、マスクなどの化粧 品に配合されるなど、幅広く利用されるようになりました。 日本では749年(天平21年)に宮城県涌谷町で初めて金が産出されましたが、この時産出された金は 当時の国家的大事業であった東大寺大仏造立に使われました。造立が進む中で金の不足を憂いていた聖 武天皇は、この国内初の産金により年号を「天平」から「天平感宝」に変えるほど喜んだと言われてい ます。このように金は昔から世界各地で高価で貴重なものとして扱われてきました。 金は太陽エネルギーの塊であるといわれます。地球が誕生してからはるかな年月をかけて変動を繰り返 し太陽エネルギーを地中の適所に凝縮し、それを金属として醸成してきたのが金です。太陽神を信奉し ていた古代エジプト人が金を特に重用したのももっともな気がいたします。 金の波動は太陽の恩恵です。金は明るい輝きと力強いエネルギーを放射し、持ち主の緊張やストレスを 吹き飛ばし、エネルギーフィールドに興奮と喜びをもたらします。 黄金色に輝く温かな光は、色彩効用学的にも人の沈んだ心をホッとさせ、活力を与え回復を促すとされ ます。
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宝石にまつわる
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