免疫力アップがすべてのポイント! 真面目で「いい人」ほど病気になりやすい 健康管理に真面目な人は短命? ”健康常識”はウソだらけ 順天堂大医学部教授 奥村 康 著 からのピックアップをご紹介致します! 私たちが知らぬ間に信じている”健康常識”は新たな研究によりどんどん覆されています。 よかれと思ってやっている事が実は間違えていた・・・ なんて事もありそうです。 何回かシリーズでお届けしていきますね。 また、興味のある方は本を購入してみてもいいかもしれません。 ★免疫力アップがすべてのポイント! ☆血圧もコレステロールも高くて大丈夫! ☆薬を飲むほど病気が治りにくい ☆チョイ不真面目の人は病気になりにくい! ☆がん細胞をやっつけてくれるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は自分次第でもっと活性化できる! ☆バランスの良い食生活が一番、肉も魚も野菜も適当にとりましょう! ☆納豆、キノコ類はNK細胞を活性化する! ☆コレステロール値が低いほど死亡率が高くなる! ☆乳酸菌は長寿効果大 ★真面目で「いい人」ほど病気になりやすい ☆いい加減で楽観的な人ほど長生きする! イギリスの学者がユーゴスラビアの千五百軒の40代から50代の家の主について、性格と寿命の相関性について調べたところ、何か失敗や問題が発生した時に「全部自分のせいにして、うちにこもってしまうタイプの人が一番早死にする」と結果が出て、さらに、その内の8割くらいがガンで死んでいた。 逆に「人のせいにしたり、切り替えたりできるような楽観的でいい加減な人の方が長生きしていた」と結論づけている。 その他にもハンス・アイゼンク博士(英国の心理学者)の研究では、ガンになりやすい性格は、周囲と調和を優先して、感情を抑えがちで、悲しみや不安を感じても表情に表すことが少なく、自分の中に抱え込んでしまうタイプ。 また脳卒中についても同様な研究結果が出ている。 周囲に気を使い、常に譲歩的で、我慢強い、真面目で几帳面な、とても「いい人」はNK細胞が低下すると考えられている。 「運が悪かった」「明日があるさ」「なんとかなるさ」「ケセラセラ」程度に楽観的で切り替えのできる人は免疫力も下がらず病気にも縁が遠くなる傾向がある。 ☆健康管理に真面目な人は短命? フィンランドで興味深い実験が1974年から15年間にわたって、40〜45歳の生活環境が似ている上級管理者1200人を半分づつ、健康管理を徹底するグループと、何もしないグループに分けて追跡調査をした。 健康管理をしっかりするグループは年に二回、定期的に健康診断を義務付け、栄養学チェックも行い、飲酒、タバコ、砂糖などの摂取は控えさせ、適度な運動もさせて、すべての生活面で健康的な生活を送ってもらう。 残る半数は何の制限もなく自由に生活してもらう。 その結果、55歳〜60歳になった被験者は健康管理グループは67人が死亡。自由グループは46人の死亡 と言う結果になった。 心臓血管系の病気、高血圧、ガンなどの病気による死亡者数、自殺者数、そのいずれも、健康管理をしっかりやった「真面目グループ」の方が断然多く、健康に無頓着な「不真面目グループ」の方が結果的に健康で長生きする。 また「不真面目グループ」には自殺者が一人もいなかった。 これはコレステロールの数値を「真面目グループ」では、しっかり管理したことに関係してるかもしれない、コレステロールを下げる薬を飲むとうつ状態になることが多いためと考えられる。 日本ではコレステロール値が240mg/dl以上になると薬を勧められる。 しかし米国では、300以上でようやく勧められ、国によっても医者によっても正常とされる値は異なる。 研究によると、コレステロール値が高い人の方が元気で長生きという医学的データーもある。 逆に150以下と低い人はうつ病にかかりやすく、発癌率も高く早死に、というデーターもある。 第二章 薬と医者は遠ざける ☆何故、コレステロールが悪者になったか? 中年以降、コレステロール値が高いと気にし始める人が多い。 コレステロール値が高いと、動脈硬化を起こしやすくなり、血管障害を起こしやすくなると言う理由で心配する。 これを常識と考える人が多いが、その根拠は、はなはだ怪しい。 1970年代に米国のヘグステッド博士が「食品中のコレステロール値が百mg増加すると、血液中のコレステロールが6mg/dl上がる」と言う有名な「ヘグステッドの式」を提唱し、 これが長いこと、各国で採用された。 その後、これは個人差が大きくて、変化しない人が多く、この式が成り立たないことが分かってきた。ところが、いまだにコレステロールは悪者というイメージが定着している。 我々のコレステロールは実は三分の二は体内で作られている。 コレステロールが少な過ぎると、 細胞が壊れやすくなり、脳卒中のリスクが高くなる。 また、コレステロールは性ホルモンの原料として重要な役割を持っている。 さらに免疫力が低下して病気に対する抵抗力が弱くなったり、神経の伝達に障害を起こしたり、消化不良を起こして下痢をするなどの体調の不調を引き起こす原因となる。 さらには、がんや鬱病との関連も報告されている。 ☆悪玉コレステロールも大切 以前は総コレステロール値240mg/dl以上が高コレステロールの基準であったが、その後、1996年には220mg/dl以上に数値を下げられている。 また最近はコレステロールと言っても、善玉コレステロールHDLと悪玉コレステロールLDLがあって、総コレステロール値だけでなく、悪玉コレステロールが高いと問題とされるようになっている。 日本動脈硬化学会では、悪玉コレステロールが140以上が高LDL血症、善玉コレステロールが40未満を低HDL血症としている。 (2007年に日本動脈硬化学会では五年ぶりに改訂版を発表、LDLコレステロール値140を採用し、総コレステロールについては診断基準から除去した) 善玉、悪玉と名付けた誤解により、悪玉コレステロールが不要と思われているが、実は大切な役割を持っている。血管を通じて体の組織に必要なコレステロールを運んでいる。逆に善玉は余分なコレステロールを肝臓に回収する役割を担当している。 何故、コレステロール値が高いのが問題にされるかと言えば、心筋梗塞の危険を重視する心臓の専門医の側からの意見が強く反映しているからだ。しかし、最近では日本動脈硬化学会も少し少しずつ、そうした見解を変えつつある。 ここをクリックして編集します。
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