怒らない技術 (嶋津良智著)フォレスト2545新書
人生を上手くいかせるためには3つのルールがある 1)命と時間を大切にする 得られる成果が変わらないなら、イライラしたり怒ったりするのは人生の貴重な時間の無駄。 「怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる」byピタゴラス。 2)人生は思い通りにいかないと心得る 人生もスポーツもすんなり上手くいかないから楽しい。妥協は悪いことではない。ただ、妥協を減らしていく努力は大切。本田宗一郎の言葉「成功とは99%の失敗に支えられた1%である」のように、ポジティブな気持で構えよう。 3)苦悩と喜びはパッケージ 人間は結果からでなくプロセスから学ぶ。小さな挫折を繰り返すことが人生の免疫力となる。たくさんの苦労をした人はたくさんの学びを持ち、良い人間関係や社会環境を構築できるようになる。 あなたの感情はあなた自身が決めている 目の前の出来事には何の意味もない。その出来事に意味づけしているのは自分だから。 松下幸之助は成功した要因について「学がなかったこと」「病弱だったこと」「貧乏だったこと」と語っている。 学がなかったから一生懸命勉強した。病弱だったから健康に気をつけた。貧乏だったから一生懸命働いて稼ぎたかった・・・普通はどれもネガティブに捉えられることを、ポジティブに捉えて成功した人の例である。 子育てのイライラは親自身の感情が勝手に生んでいる。 例えば、子供を早く寝かしつけて自分の用事をしたい時には「早く寝なさい!」とイライラするが、自分も寝よ うと思っている時には子供が寝ないのも気にならず、一緒に転がってゆったり話をしたりもできる。 人間は同じことでもちょっとしたことで気持や受け取り方や対応が変わる。 しかし、いろいろなことをイライラしながらやると、それ自体がマイナスとなる。動作が雑になり、粗雑な扱いで物は壊れ、周囲の人にも良くない影響を与え、自分の心にもさざ波が立ち、ほころびが出る。 自分の感情を穏やかに保つことができれば、言葉や物事を悪く受け取ることも減り、相手への態度も穏やかになる。時には異なる価値観も存在することを受け入れ、寛大な気持ち、ポジティブで臨機応変な心構えで怒りを遠ざけよう。怒りは頑固になった脳の老化現象だから。 感情コントロールは人生コントロール 松井秀喜がヤンキースで打てなかった時の言葉「コントロールできない過去よりも、変えていける未来に賭けます。苛立ちや不満の思いがこみ上げるのは自分でも仕方ありませんが、それを口に出すか出さないかは自分で決められます。そこで一線を画した方が自分をコントロールできるような気がします。」 人生には自分の力で変えられるものと変えられないものがあり、これを見定めることが時間を有効に使い成功する秘訣である。 変えられることにエネルギーを使う、変えられないものは受け入れる。 変えられるものの一つは自分の感情、変えられないものの一つは他人の感情。 他人を責めない心がけ、「49対51の法則」で相手を許そう。(例えば、悪い行いをしてしまう人も、最初から100の悪の心を持っているのではなく、葛藤の挙句、弱い心が49対51で悪の心に負けてしまったのだと受け止めてあげること) 「イライラ」が消える11の特効薬 1)何かイヤなことがあった時「神様が自分を試しているに違いない」と思うとヤル気がでる。 2)意に添わないことが起こったら「ちょうどよかった」と口に出すと逆転の発想ができる。 3)ムカつく相手にも「反面教師になってくれてありがとう」と思うことで感謝できる。 4)「価値観メガネ」をかけ直すと、物事のいろんな面が見えてくる。 5)その場から逃げる → 一旦イヤな雰囲気から離れて気分転換して価値観メガネをかけ直して戻る。 6)第一感情を大切に → 言葉の内にある相手の感情を大切に推し量る。 7)不愉快はこまめに吐き出す → ブログや日記で文字にすると感情が整理されて気分が落ち着く。 8)すぐに謝る→失敗や非を感じたら、立場などは度外視してすぐに謝ることで無駄なストレスを回避できる。 9)「まぁ、いいか」の精神も大切。これは妥協ではなく、見極め。見極めは勇気を持って捨てるという意味。 10)事態は刻一刻と変わるものだから、ちょっと我慢しよう!と冷静になってみる。 11)それでも怒りが収まらないときは寝る。脳が疲れているとイライラのスパイラルにはまるので、充分な睡眠をとってリフレッシュさせる。
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